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2015年9月19日

歯肉にみられる良性の限局性腫瘤(しゅりゅう)をエプーリスといい、歯肉腫と呼ぶこともあります。

エプーリスの大部分は炎症性および反応性の腫瘤ですが、腫瘍性のものもあります。

炎症性エプーリスには、肉芽腫性エプーリス、線維性エプーリス、血管腫性エプーリス、巨細胞性エプーリス、骨形成性エプーリスなどがあります。

腫瘍性エプーリスには、線維腫性エプーリス、骨形成性エプーリスがあり、そのほかに、特殊型として先天性エプーリスなどがあります。

エプーリスの原因は歯肉、歯槽骨、歯槽骨膜、歯根膜などから発育してきます。誘因としては、合っていない金属冠などの機械的刺激や、歯石などの炎症性刺激、ならびに卵胞ホルモンや黄体ホルモンなどの内分泌異常が関係すると考えられています。

症状は、一般的に歯間部歯肉に腫瘤がみられ、接触痛や出血があります。20~30代の女性に多発し、妊婦にみられる妊娠性エプーリスもあります。

エプーリスの形は、有茎性、半球状、結節状、分葉状とさまざまで、表面は平滑です。色調や硬さは種類によって異なり、発育はゆっくりで、腫瘤が大きくなるにつれ、歯が傾いたり、離れて開いたり、動くこともあります。

治療の方法は、歯肉や歯槽骨の一部を、骨膜とともにすべて外科的に切り取ります。原因除去のために、歯を抜くこともあります。

また、妊娠性エプーリスについては、分娩後に小さくなったり、消えることもあるため、経過観察することもあります。

下の写真がそのエプーリスです。

エプーリス.jpg

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比佐デンタルクリニック 院長 比佐進吉 比佐デンタルクリニック
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院長 比佐進吉

大学病院時代そして開業してからも、休むヒマなく歯科の研鑽と診療に取り組んできました。今は、夏休みやお正月休みに少しお休みをいただき、旅行に出かけたり趣味の音楽を楽しんだりしています。

【経歴】
1980年 日本歯科大学新潟歯学部卒業 同学部歯科矯正学教室助手
1982年 日本歯科大学大学院歯科矯正学入学
1986年 同大学院修了 歯学博士授与
1987年 日本歯科大学新潟歯学部歯科矯正学教室講師
1990年 矯正学教室退職後、非常勤講師
1990年 内藤歯科医院勤務
1991年 比佐デンタルクリニック開設、院長就任
自立支援医療機関(育成・更生医療)および顎機能診断施設指定
2003年 医療法人社団運上会 比佐デンタルクリニックに組織改編、理事長就任